各山笠紹介
川渡り神幸祭に出駕する各地区の山笠について、平成29年度の山笠順にあわせてご紹介。原稿は各地区の川渡り青年友志会の代表会員の作品です。
二番山笠 新町(しんまち)
現在の山笠は、平成15年に建造した幟山笠で、地区の皆さんをはじめとした、たくさんの方々の協力をもって作られました。それ以前に使用していた山笠は、昭和2年に建造され、約80年間使用されました。
化粧幕(土台より上に張る幕)は、西陣織を使用しており、とても豪華絢爛です。
法被も山笠にあわせて新調し、紺から白へと一新しましたが、柄は今までの歴史も踏まえ、レンガ格子としました。
鉦も新山笠建造に伴い新しくしました。囃子は外側をたたく外鉦方式で、大通り地区や川端地区とほぼ同じ調子で、3パターンあります。(以上まで小林)
当地区の賄い料理はどれも格別ですが、中でも丹精込めて作っていただいた「串カツ」と川渡りで冷えた体を芯から温めてくれる「豚汁」は最高です。
平成15年、次第にさびれ行くふるさとを想う志を同じくし、この祭りを愛する事を己の誇りに据える者が集い、久しく途絶えていた地域の青年団を復活させました。
この祭りに参加する地域の全員が己の魂を燃やす事で、1年のうち2日間というひとときだけでも生きていく事の喜びが実感できるよう、我々青年団員は「突き抜けるような青空」のように人の喜びや嬉しさ、また苦しみや悲しみ、痛みなど、生きる事のすべてを噛み締めた男になれるよう努力を続け、この「祭り」とそれを担う「未来」を創っていかなければならないと思っています。(以上まで杉元)
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