各山笠紹介
川渡り神幸祭に出駕する各地区の山笠について、平成29年度の山笠順にあわせてご紹介。原稿は各地区の川渡り青年友志会の代表会員の作品です。
十番山笠 栄町(さかえまち)
平成17年まで使用していた山笠は11台の中で最も古く、昭和25年に踊り山笠として建造され、唯一、踊り山笠の面影を残すものでした。
しかし、平成17年お旅所前にて真棒(バレンを付けている山笠中央の柱)が折れ、さらにかき棒が折れるというアクシデントがありました。
その後、地区で山笠を建造する事を決定し、55年ぶりに建造。踊り山笠ベースのものから、幟山笠に生まれ変わりました。
バレンの色は、先端から紺・白・赤・黄・緑の5色で彩られ、その本数は旧山笠時代からの名残で200本、綺麗に均等に開くように工夫されています。
鉦は、鉦の内側をたたく方法で内鉦と呼ばれ、今でも変わらず豊前流れのたたき方を守っています。
法被は龍のデザインをあしらった紺色ですが、川に入るときは「男のまつりじゃ!」という意気込みをみせるため、法被を脱ぎ、さらしと短パン姿になります。
平成18年は当番区であり、さらに新山笠での出駕でもあったので、今まで以上に気合が入り、記念すべき神幸祭となりました。
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