山笠について

このページでは、我々が1年に1度魂を燃やす対象である、「山笠(やま)」をご紹介します。

山笠と書いて…

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我々は  ←これを「やま」と呼ぶ。小さい時からそう言ってきた。しかし、田川周辺の九州北部地域では「山笠」と呼ぶものが多い。その他の地域では「山鉾」と呼ぶところもあれば「山車(だし)」と呼ぶところもある。因みにキーボードで「だし」と打つと「山車」と変換されるところから、どうもこれがもっとも一般的な呼称らしい。

我々が「山」と呼ぶのは「山笠」「山車」「山鉾」のどれかを短縮して「山」と言っているのだろう。しかし、川渡り神幸祭の「山」は「山笠」とは違う。博多の祇園山笠には車輪はないし、神社を模した祭壇もない。どちらかというと「山車」だが、「だし」なんて言ったこともないし、聞いたこともない。

ホームページを作るにあたり、友志会でこのこと議題に話をしていたところ、「でも、山に山笠っち書いちょうやん」との意見が....確かに。yama_kanban.jpg

どういうことだろう?と思いウィキペディアで調べてみました。

山車(だし)とは祭の際に使われる出し物。豪華な装飾が施されていることが多い。神幸祭などでは、山車が町の中をねり歩き行列になる祭もある。

やま(「山」「山車」の表記のほか、車偏に「山」の国字の表記もある)、曳山(ひきやま、曳き山とも)、舁き山(かきやま)、担ぎ山、山鉾、鉾、山笠、祭車、屋台(主に長野県、岐阜県飛騨地方など中部地方)、地車(だんじり・だんぢり。主に関西地方)などと、地方によって様々な呼ばれ方をする。

山車(だし)の語源は、神殿や境内の外に出す出し物であるからとする説と依り代である髯籠(ひげこ)を出していたからだとする説などがある。山車は「出し物」全般を指すが、車の字がついていることから曳き山を指すことが多い。

地方によって、呼び方は様々なんですね。

どうも自分は、「中央での呼び名が正しく、地方での呼び名は亜流」みたいな中央集権的感覚に陥っていたようです。神幸祭自体が中央から伝わってきた文化であるという推測は、歴史的に見て確かだと思います。しかし、その後、田川という地域的特色の影響を受け、独自の文化として育った事も尊重すべきことだと思う。

ということで、福岡県田川市の川渡り神幸祭では「山笠」と書いて「やま」と呼んでいます。サイト内では「山笠」と表記しますが、読みは「やま」です。

ちなみに「神幸祭」も「じんこうさい」と読みます。「しんこうさい」と読む地域もあるようですが田川では「じんこうさい」です。

その他、山笠の細部についてもいろいろと、我々独自の呼び名があるようです。

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