各山笠紹介
川渡り神幸祭に出駕する各地区の山笠について、平成29年度の山笠順にあわせてご紹介。原稿は各地区の川渡り青年友志会の代表会員の作品です。
七番山笠 下魚町(しもうおまち)
炭鉱全盛期は踊り山笠でしたが、その後、昭和56年に幟山笠となり現在に至っています。 山笠に飾り付けられている深紅の幟は、地区の皆さんが慶事の記念にと納めたもので、その1本1本に山笠への愛着がこもっています。
法被は紺地に「魚町」を白抜きし、腰の模様は「魚」の文字をデザインしています。鉦のたたき方は2種類あり、川を渡るまでは、もともと上魚町地区の囃子で上(かみ)と呼ばれるたたき方になっています。そして、川を渡っている時はもともと下魚町地区の囃子で下(しも)と呼ばれるたたき方になっているので、よく注意して聴いて見て下さい。
祭の2日目、川渡りが終わった後、婦人会の方々が作ってくれた温かい豚汁が担ぎ手を待ってくれています。冷えた体を温めてくれるこの味は、「格別」です。
バレンを切ったり、飾り付けたりと婦人会をはじめとして地区の方々には様々な場面で協力してもらっています。そして、それが担ぎ手の支えとなって、毎年、川を渡ることができます。
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