各山笠紹介
川渡り神幸祭に出駕する各地区の山笠について、平成29年度の山笠順にあわせてご紹介。原稿は各地区の川渡り青年友志会の代表会員の作品です。
九番山笠 三井伊田(みついいた)
三井伊田地区の山笠の歴史はまだ浅く、平成19年で7回目の参加になります。当地区は、かつては炭鉱住宅の町であり、道幅が狭く、電線等も低かったため、山笠を作り神幸祭に出駕することが出来ませんでした。
田川にいながら、山笠のない地区に生まれ育った我々にとって、この川渡り神幸祭に出駕することが幼い頃からの夢でしたので、神幸祭に始めて出駕出来たときの喜びと感動は今でも忘れません。
法被は、背中に「三井伊田」の文字をマークで表し、下に炭鉱のシンボルである2本の煙突とボタ山を表したデザインで、バレンは明るい色に変えています。
三井伊田青壮年会を中心に総勢100名を超えるかき手が参加する一番大きな山笠です。
全長8.5m、全幅3m、総重量約4t と、とても大きく重たい山笠ですので、細やかな動きやスピード感はありませんが、重量感ある「大がぶり」や山笠の「存在感」を楽しんでもらえると思います。
川から上がった後の楽しみは、冷え切った身体に染み渡る熱くてコクの効いた豚汁です。かき手のことを考えて料理してくれる賄い方の皆さんに感謝です。
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